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女神様の絵本箱

「涼宮ハルヒの憂鬱」の二次創作小説ブログです♪ 基本甘々ハルキョンキョンハルメインです(^▽^)/ 先ずはSSリストよりどうぞなのです

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うんうん、笑顔って重要だよね!!(キョン君視点B)

うんうん、笑顔って重要だよね!!


粗筋:キョンハルへの布石は順調です!!

*****

「続きを読む」からは ……

 キョン君視点B: 【俺はハルヒの笑顔が、笑顔だけが見たい(中編)】

……になりまーす(^▽^)/

*****


 ハルヒの嬉々とした説明を元に、デジタル録画も斯くやとばかりの明瞭さで自動再生される当時の情景を苦々しく見詰めながら、これは「ハルヒのツンツン攻撃を無視して、授業に集中しておくべきだったのかも知れん」と己の不明を恥じてはみたものの、しかしそれは今更言っても詮無き事であり、それよりもだ、「二度有る事は三度有る」とはよく言った物で、いやはや先人の残した格言の的確さには脱帽せざるを得ず、いやいや待て待て、今度の件が三度目になるのはヤバいんだっての!!

 そんなこんなで蘇る去年の悪夢。

 ハルヒが気分を高揚させ過ぎた結果、願望実現能力が暴走し、虚構の存在にしか過ぎないミクルビームや喋るネコ等々が現出したと言う厳然たる事実、その上、「秋にも係わらず染井吉野を満開させてしまった」主犯が団長を焚き付けた俺であると言う拭い難い過去、そして、目の前にはそれ以上の惨事を引き起こしかねないハルヒ謹製物語の存在……それらが相俟って俺の罪悪感は鰻登りの滝登り状態だ。


 やっべぇ、これを思い付かせたのって俺が原因だってのか? いや、だが、全裸撮影を放置しておく訳にも……。


 己の言動を内省しつつ自己弁護すると言う器用な真似をしながら、カラカラに乾いた喉を潤そうとマイ湯呑を手に取ってみれば、それは何時の間にか空になっており、反射的にSOS団専属メイドさんを求めて顔を上げた俺なのだが、そんな俺を異能者三人が三者三様の表情を浮かべて出迎えてくれ、怯んだのも一瞬、———三名の表情をじっくりと確認するまでも無く———連中の抱いている感想を瞬時に悟ってしまう己の感受性の高さが恨めしい。
 まぁ、それを一纏めにして簡潔明瞭に書けば、連中はこう訴えていたのだ。


「やっぱり、お前が切っ掛けか……」


と。


*****


 俺がその無言の主張を読み取ったと悟ったのかどうか、古泉の奴は微苦笑を浮かべたまま首を振り振り欧米人チックに肩を竦めやがり、長門は件のルーズリーフ片手に俺を瞬きする事無く凝視してくれ、いやいや、マジで身の置き場も無いとはこの事で、その無言の圧力に対し有効な言い訳を思い付けず口籠らざるを得なかった俺に、より苛烈な追撃が飛んできたのはそんな時で、それは朝比奈さんのラブリーボイスに姿を変えて俺の軟な心臓を安々と貫いた。
「キョン君……」
 涙目状態未来人の悲し気な呟き自体は先程と同じでも、其処に含まれる要素が明らかに非難的色彩を伴っていて俺動揺。
「あ、いや、待って下さい、朝比奈さん!! 俺はそんな心算じゃ!?」
「…………」
 何時もなら大抵の事をニコニコ笑って許してくれる寛大な上級生が、今日ばかりは寂し気に小さく首を振るばかりで、可笑しい……全裸撮影を阻止したのに、何故に俺は朝比奈さんから責められてるんだろう? 
 それは何と言うか、何時も優しく慈母の如き近所のお姉さんの笑顔を、軽い気持ちでやらかした悪戯でもって曇らせちまった時に感じる精神的圧迫感と同質のモノであり、そして、それと先の罪悪感による連携攻撃に、幼気な良心がノーガードで晒されると言うこのストレスマックスな厳しい状況、軟弱な男———例えばアホの谷口とかだ———だったら今直ぐ涙を流して逃げ出してしまう事だろう。何となれば、今まで数多の非日常的事象に遭遇してきた俺だからこそ耐えていられるのだ。
 とは言え、かく言う俺も適切な弁明を考え出す余裕があるかと問われれば、ぶっちゃけ「皆無だ」と返答せざるを得ず、故に文字通り絶句状態だったのだが、この事態を生じさせた根源的元凶たるハルヒさんはと言うと、この部室に漂う妙な雰囲気を一顧だにする事無く、何故か満足気な笑みを浮かべながら、勢い良く立ち上がりつつ鼻息も荒く言い放ってくれたのである。
「うん、分かったわ!! 皆の想いはしっかりと伝わったから安心して頂戴っ……そこまで、そこまで感心してくれる何て、うん、正直言って凄く嬉しいわ!! ホント、あたしってばグレートジョブじゃないっ」
「…………」
 どうやら皆が口を開かないのを「感動の余り言葉を失っている」とでも解釈したらしい、将にハルヒらしいポジティブな捉え方ではあるのだが、しかし、その団長殿の空気を読まない朗らか宣言が室内の雰囲気を一変させてくれたのは確かで、結果、部室内に充満していた表現し辛い緊張感も雲散霧消、何時もなら即座に突っ込む俺も今回ばかりはハルヒの行動に感謝したい気分である。
 悲嘆に呉れていた朝比奈さんも同じ様な気分になったらしく、ホッと溜息を吐きつつハンカチで目元を拭いながら俺に小さく微笑んでくれ、俺の罪悪感も少しは薄まった……のも束の間、ハルヒさんはやおら自分のカバンを引っ掴むや、
「善は急げって言うし、この話をもっと煮詰めてしっかりと固めてくるわね、あたし!!」
と言い放ったかと思うと、皆の反応を待たずに「エンターテナー」を口遊みながら部室から飛び出していったのだが、団員に声を掛ける暇も与えない素晴らしいダッシュ力である。
 そして、その「思い立ったが吉日」を実践した団長様の類稀な行動力に毒気を抜かれた俺達も、示し合わせたかの如く三々五々に立ち上がり、珍しくも集団下校せず、一人また一人と部室を後にしたのだった。本来なら何らかの対策を講じるべきかも知れないのだが、まぁ、こんな気分の日もあるさ……って事で、団員全員の暗黙の了解的意思疎通の結果、本日の団活はこれにて終了と相成った次第である。


 いや、マジで疲労困憊の気力皆無だったんだって……。


*****


 そんなこんなで「いざ鎌倉か!?」と戦支度をしようと身構えたにも係わらず、何事も起こらず平穏無事な高校生活が続き、俺は「杞憂だったか」と1人胸を撫で下ろしつつ、良く考えればハルヒだって日々成長している訳だし、己の欲望の赴くまま現実世界に干渉しまくっていた去年とは違うよな……と団長様の精神的成長を喜ばしく感じていたのだが、残念無念、事態は人知れず進行していたのである。


 いや違うな、長門や古泉、朝比奈さんと言った異能者達だけが現実改変を我が身の事と認識しつつもそれらを黙認し、当事者の中で俺だけが、そう、ただ俺だけが蚊帳の外に置かれていたのだ。


*****


 さて、我らが団長涼宮ハルヒさんと言えば、毎度毎度事件の無自覚的実行犯でもあり、呼んでもいないのにしゃしゃり出てきて事態をデカくする愉快犯をも兼ねているのだが、有難い事に———ここ数日は例のシナリオ作成に心を奪われているお陰か———怖い位に大人しく、しかし、大人しければ大人しいで保護者的憂慮で以って俺がモヤモヤしちまうってのが何とも忌々しく、それが良い事なのかそうでないのか、取り合えずは脇に置いてだ、ハルヒの内面を推測すると、恐らく自分の中で膨らむイメージを言葉を介して形にしていく作業が楽しいんだと思う……授業中は当然として、団活時も団長席に腰掛けるや否や、鼻歌交じりでノートにペンを走らせては消しゴムで消しつつ修正し、それを読み返しては再度添削する……って動作を繰り返しているのだが、まぁ、何だ、その顔に浮かんでいるのは、実に良い笑顔で、何となれば、細かい事には目を瞑り、アイツが楽し気なのは俺にとっても実の所悪い事じゃないんではなかろうか?って気分にさせられる程度に極上なヤツであったのだ。
「…………」
 そんな笑顔を横目でチラ見した後、思い付いた様に部室を視線で一撫でし、そこに通常営業状態のSOS団を見出した俺は安堵の溜息を吐きつつ、古泉と対戦中であるドミノに意識を集中させる。当然の如く、これもボードゲーム好きの副団長が部室に持ち込んだ古典ゲームであり、日本では「ドミノ倒し」の方が有名だが、本来はこの様にゲームとして使うのが本流なんだそうで、まぁ、正直に言えば、ルールが簡単な割には中々奥深く、プレイしていて楽しいのは認めざるを得ないのだ、これが。
 ドミノが縦横に並んだ盤面と手持ちドミノを確認しながら二手三手先を読んでいると、何時もの様に柔和な笑みを浮かべて対面に座っている古泉が小さな声で質問を寄こした。
「先程の盛大なる溜息……如何されましたか?」
「いやな、ハルヒがあんな事をやらかしたにも係わらず、何も起こらず平穏ってのがな……」
「ふふ、貴方も相当な心配性ですね? それとも苦労性と言った方が正確でしょうか?」
「やれやれ……去年、俺がどれだけ奇妙な事件に巻き込まれて、どれだけ望んでもいない経験値を稼がされたと思ってるんだ?」
「これは失敬」
 その人を食った様な副団長の返答に顔を顰めつつ、「だが、古泉の言う通りかもな」と内心苦笑しながらも「マジで何も起こってないだろうな、古泉?」と再度問い掛ける俺も大概だと思う。
「…………」
 だが、古泉は俺の問い掛けに対し何故か表情を消して黙り込み、何時もなら打てば響くと言う例えを体現したかの如く言葉をポンポンと返す副団長にしては珍しい反応だ。その仮面の様な無表情ぶりに違和感を覚えつつ、三度同じ質問を投げ掛けると、それでハッと我に返った様である、
「……えぇ、我々機関では何も検知しておりません。恐らくは長門さんや朝比奈さんの陣営でも同様だと思いますよ?」
 古泉は何時もの如く爽やかに返答しやがり、先程の違和感を忘れて俺はそれを疑う事無く信じた。


 何せ俺達は一蓮托生、この類の事でこいつ等が嘘を言う必然性が無いんだからな。


「そうか……なら良いんだが、去年の暴れっぷりからすると俄かには信じがたいんだよな」
「……ふふ、涼宮さんも日々成長されていると言う事ではないでしょうか?」
 何とも気楽な副団長の台詞に俺は眉を顰めつつ、「そうかい」と気の無い振りをしながら手持ちのドミノを盤面のそれに継ぎ足し、その一手を目の当たりにして真顔で黙考を開始した古泉から視線を外して、俺は長門や朝比奈さんの様子をそれとなく伺ったのだが、
「…………」
 有難い事に、二人とも普段通り……の様に思われた。
 窓際指定席に腰掛けた長門は古独語で書かれた分厚い原書を膝に乗せ黙々と読み耽り、長机の隅で朝比奈さんは———受験勉強の息抜きに、最近鶴屋さんと始めたらしい———ビーズアクセサリー作りに精を出している。
 至って平和的なそんな日常的光景を目にすると、「先日読まされたハルヒ妄想話が現実化するんじゃないだろうか?」と1人懸念している自分が馬鹿らしく思えるから不思議だ。


 ……ん? そう言えば、この件に関して連中から懸念表明やら警告やら対策相談を受けた事が無いな。って事はやはり俺が心配し過ぎなのだろうか? だとすると、やれやれ、去年からこっち色々と有り過ぎて神経過敏になってるのかも知れんな。


 そう考えていくと、全てが俺の独り相撲だと言う認識が一気に膨らみ、と同時に強烈な安堵感に心が満たされていく。「やれやれ」と小さく呟きながら、俺はマイエンジェル特製緑茶を飲み干しつつ、小声で一人ごちた。


 まぁ、何だ……何か問題があれば、連中から泣き付かれるだろうし、それまではハルヒの好きにさせておくか。どうせ撮影やら編集やらの雑事の大半は俺がやらされるんだ、それまでは心静かに英気を養っておくべきかもな。それにハルヒのトンデモストーリーを出来る限り真っ当な方向に修正するのも俺の役目だろうし、何でもかんでも抱える事もなかろう。
 それにアレだ……万が一妙な事になったとしても、去年と同様、「これはフィクションだ」とでも言わせればあっさりと片が付く様な気もするしな。


 実績のある対ハルヒ妄想消滅呪文『これはフィクションです』を思い出したせいか、何となく精神的負担が激減した様に感じつつ、俺は気分も新たに対戦中であるボードゲームに意識を戻し、長考する古泉がドミノを置くのを欠伸交じりで待つ事にしたのだが、だからである、俺が差異に気が付けなかったのは……。


 差異……それは実に些細な事であった。
 だが、見る人が見れば息を呑むに足る変事でもあったのである。


 例えば……。
 団活が始まっているにも係わらず、読書魔長門がページを一回も捲っていない……そんな事が有り得るだろうか?
 例えば……。
 ドジッ娘の代表格である朝比奈さんがだ、鶴屋さんの如く一回もとちらずにビーズ作成をスイスイと進めていけるだろうか?


 何方の答えも「否」である筈なのだが、済まん……俺がそれに思い至るのは相当後になってからであり、つくづく己の注意力の無さが恨めしい次第である。


*****

 
それから数日の間は特筆すべき事も無く平穏無事な学園生活であり、しかし、その割には言い知れぬ不安感が日々増している様な気配に首を傾げつつ、だがそれは、
「どう考えても、忌まわしき定期テストがヒタヒタと忍び寄って来てるからだよなぁ」
とカレンダー横目に学生らしく解釈した俺は、その解消のため已む無く成績優秀なる団長様に救いを求める事にしたのだが、何時もなら小言の一言や二言は言ってくるハルヒが微笑みながら「いいわよ♪」と快諾した瞬間、黙っておけばいいものを、思わず感想を述べてしまう辺り、俺も余り谷口の事を笑えないな。
「何だ、何時もなら“日頃から勉強しなさいよ、バカキョン”とか言うのに珍しいな」
「何よそれ!? 折角人が気分良く人助けをしてあげるわって承諾してあげたのにっ」
 ニコニコ菩薩から一気に般若様へと変身したハルヒの剣幕に、立場が立場である、俺は身を竦めながら冷や汗掻きつつ平謝りしながら、その矛先を逸らすべく例のストーリに言及する。
「いや、マジで済まん。失言だった!! そ、そう言えば、例のシナリオはどうなったんだ? 少しは洗練されたのか?」
「え!? ……ふふん、キョンもアノ続きが気になるの? 気になるんでしょ? そーなんでしょ?」
「あー、まぁ、何だ……気にならないと言えば嘘になるな」
 全くの方便ではないのでそれ程後ろめたさを感じる事無く俺は返答し、どうやらその答えはハルヒを満足させるに十二分であったようだ、団長様は鼻高々モードに移行しつつカバンからクリアファイルを取り出し俺に手渡す。
「ホントはこの前みたいにさ、団活の時に読んで貰って皆の感想をって思ってたんだけど、先に目を通していいわよ? いい? ホント特別なんだからね」
 「ありがとよ」と返すと同時に、俺はその中に仕舞われていたルーズリーフの束を取り出し読み出すのだった。


*****


「…………」
 前回と同様豪く凄惨な内容なのは変わらず、だが、あちらこちらの言い回しや情景描写が少なからず変わってはいるらしい。そして、読後にどっしりと疲労感が襲い掛かってくるのは前回と同じなのだが、内容を予め知っていたせいか、今回の方がまだ感想を口にする気力を残す事が出来た。
「なぁ、この戦闘シーンとか、どうやって撮影、ってか演出するんだ? こんなんハリウッドだって難し……」
「そんなの去年みたいにCGでどうにかなるでしょ?」
と軽く言い放つハルヒに、「なるか!! 去年、どんだけ苦労したと思ってるんだ!?」と言い掛け、アレが何処のどいつの仕業か判別してない手前、おいそれと言及する訳にもいかず、仕方無しに俺はもう一つだけ気になった点を指摘する。いや、本当は色々とあるんだが、まぁ、ここでハルヒの機嫌を悪化させる事も無かろうしな……。
「おい、ハルヒ?」
「ん? 何? 他に何かあるの?」
「これって、撮影開始は、確か……梅雨明けて直ぐとか言ってなかったか? 流石に中秋の名月ってシチュエーションは無理が無いか?」
 忌憚無く意見を述べると、ハルヒは「む……」と唸り、暫し黙考したかと思うと、
「あんたにしては鋭い意見ね……分かったわ、何か良いアイデアを……って、ねぇ!! こーゆーのはどーかしら!?」
 何を思い付いたのか知らんが、目を輝かせつつ俺の手から紙束を奪い取り、
「未知の彗星が現れた事にするわ!! 丁度みくるちゃん達も受験でしょ? だから、その箒星に皆で願掛けに行くって訳っ。完璧よね!!」
と赤ペンで件の箇所を修正するハルヒは豪く嬉しそうで、詰まらない突っ込みを入れてその気分を壊す事に俺は躊躇いを覚えてしまったのだが、
「……もし、彗星が来なかったら、うん、これもCGでお願いね、キョン」
と然も当然と言わんばかりに宣言され、俺前言撤回。
 「やれやれ、……俺の仕事ばかりが増えてってないか?」と団長様にクレームを入れては見たものの、
「そのための雑用でしょ?」
と極上笑顔で言い放たれては抗弁するだけ無駄である。
「……まぁ、なんにせよ、お手柔らかに頼むぜ、団長殿」
「安心しなさいっ。この彗星の場面を煮詰めたら完璧完全に完成だから!! そしたら、すぐにでも撮影に入るんだからねっ」
 鼻息荒くハルヒはそう宣言するのだが、その超新星爆発を彷彿とさせる目の輝きに、内部に蓄積された経験則が刺激されたのだろう、俺は一抹の不安を覚え、それとなく釘を刺す事にした。
「なぁ、ハルヒ?」
「ん? 何よ、キョン?」
 ハルヒはルーズリーフから目を上げキョトンとした表情で俺に問い掛ける。
「あー、まぁ、別に大した話じゃないんだが、あくまでもフィクションはフィクションでだな……」
「??? 確か、去年もそんな事を言ってたわよね、あんた?」
と俺の話を遮りつつハルヒはジト目モードに移行し、全てを打ち明ける訳にはいかない俺は内心冷や汗を掻きながら、適当な言い訳をモゴモゴと口にしたのだが、その態度を何か勘違いしたらしく団長様はそれをも遮りながら、満面の笑顔で言い切ってくれた。


「大丈夫よ、キョン!! 今のあたしを昔のあたしと同一視しない事ね……日々研鑽してちゃんとパワーアップしてるんだからっ。SOS団団長の名誉に掛けてリアルを超越したフィクションを創造してみせるわ!!」


 その大言壮語な発言内容も気にはなったのだが、それよりもだ、今も中空に存在する我らが太陽に勝るとも劣らない程の輝きを放っているハルヒ極上笑顔に見惚れ続けていると、視神経どころか精神や魂まで焼き尽くされそうな予感を覚え、俺は慌てて窓の外へと顔を向けていたのだった。

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  1. 2016/04/27(水) 22:24:12|
  2.  うんうん、笑顔って重要だよね!!
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

No title

え!何かフラグっぽいのが…ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿アワワ
  1. 2016/04/30(土) 20:02:42 |
  2. URL |
  3. (๑′ᴗ'๑) #-
  4. [ 編集 ]

Re: No title

> え!何かフラグっぽいのが…ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿アワワ

……こうでもしないと、キョン君が本気を出してくれないので(笑)
次回できっちり完結させますっ(キリッ
  1. 2016/05/01(日) 23:43:03 |
  2. URL |
  3. 宇奈月悠里 #-
  4. [ 編集 ]

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